2020年6月末の大分県の在留外国人数(国籍別)
(「e-Stat」参照)
2020年6月末現在、大分県の在留外国人数は国籍別では、ベトナムが最も多く、次いで中国、フィリピンとなっています。
市区町村別では、別府市(4,082人)・大分市(3,462人)・中津市(1,616人)・宇佐市(772人)・豊後高田市(639人)の順に多く、郊外での在留外国人数が多い理由としては、在留資格「技能実習」での在留が考えられます。
2020年6月末の大分県の在留外国人数(在留資格別)
(「e-Stat」参照)
在留資格別では、「技能実習」が最も多く、次いで「留学」「永住者」となっています。
在留資格「技能実習」が多くなっている理由として、近年ベトナム人の在留資格「技能実習」での在留が増えていることが考えられます。
別府市では、立命館アジア太平洋大学(APU)があることや外国人留学生に特化した就職・企業支援施設として「おおいた留学生ビジネスセンター」を大分県が設置するなどの取り組みによって、留学生が多い傾向にあります。
また、2019年に新たに創設された在留資格「特定技能」については、47人となっており、5年間の受け入れ目標が34万5150人であることを考えると、少ない数字となっています。
2020年6月末までの大分県の在留外国人数の推移
2019年末までは在留外国人数は増加し続けていましたが、2020年に入って新型コロナウイルス感染症の影響を受けたこともあり、2020年6月末現在は前年比で減少しています。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、業績が悪化している企業もありますが、業績が好調で人手不足となっている企業もあります。特に介護・医療業界では慢性的な人手不足となっている状況です。
新型コロナウイルス感染症が終息し、従来の経済活動が取り戻されることが期待されます。