2021年10月15日、出入国在留管理庁から令和3年6月末現在における在留外国人数が公表されました。
令和3年6月末現在における中長期在留者数は252万3,124人、特別永住者数は30万441人で、これらを合わせた在留外国人数は282万3,565人となり、前年末に比べ、6万3,551人減少しました。
上位10か国・地域のうち、ベトナムが45万46人(対前年末比0.4%増加)、ネパールが97,026人(対前年末比1.1%増加)がとなりましたが、他の8か国・地域ではいずれも対前年末比で減少となっています。
国籍・地域別に見てみると、上位3か国は以下のようになっています。
(1)中国 74万5,411人
(2)ベトナム 45万 46人
(3)韓国 41万6,389人
なお、九州各県における在留外国人数は、以下のようになっています。
□福岡県:79,206人(対前年末比2.3%減少)
□沖縄県:19,205人(対前年末比3.2%減少)
□熊本県:17,557人(対前年末比1.1%減少)
□大分県:12,665人(対前年末比4.2%減少)
□鹿児島県:12,445人(対前年末比2.0%増加)
□長崎県:9,431人(対前年末比5.3%減少)
□宮崎県:7,566人(対前年末比2.2%減少)
□佐賀県:6,909人(対前年末比2.9%減少)
(「出入国在留管理庁ホームページ」参照)
新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、外国人の新規入国がほとんどできない状況となった結果、在留外国人数も減少しています。
ただ、ベトナムやネパールについては、一時的に入国制限が緩和された際に技能実習生や留学生が多く日本に入国したことが増加の要因になったものと思われます。