日本社会の高齢化が進んでいく中で、介護業界における人材不足が大きな問題となっています。
これを受けて、介護業界では外国人材の活用にも力を入れてきており、介護職員として働ける在留資格として、在留資格「介護」・在留資格「特定技能」・在留資格「技能実習」・在留資格「特定活動」(EPA)があります。
政府としても、介護業界の人材不足解消には力を入れており、「介護福祉士修学資金貸付事業」を行っています。
これは一定の条件を満たせば、全額の返済が免除される奨学金制度です。
この制度は日本人に限らず、介護福祉士を目指そうとする外国人も利用できます。
介護福祉士修学資金貸付とは?
【概要】
介護福祉士の資格取得を目指し、厚生労働大臣の指定する養成施設又は実務研修養成施設に在学(入学を予定)する方を対象に、修学資金を貸与(無利子)しています。なお、卒業後、介護福祉士又は社会福祉士として介護業務や相談業務等に一定年数従事した場合、返済が免除されます。
〇対象者:介護福祉養成施設に在学(入学を予定)している方
〇貸付金額:月額5万円以内、入学準備金20万円以内、就職準備金20万円以内、国家試験受験対策費用4万円以内/年度
〇貸付期間:養成施設に在学する期間
〇返済免除:卒業後に介護福祉士として、介護の業務に5年間勤務することで返済が全額免除