日本に永続的に住みたいと考えている外国人の方々の多くが、「永住許可」を取得したいと思っているのではないでしょうか。
当事務所でも「永住許可」に関するご相談が数多くあります。
その中で、「永住許可の審査にはどれくらいかかるのか?」という質問をよく受けます。
法務省のホームページを見てもらえると分かるのですが、標準処理期間として4カ月としています。なので、原則としては4カ月前後と考えて大丈夫でしょう。しかし、4カ月というのはあくまで標準処理期間ですので、正確な期間ではありません。
また、個々の事情によって審査の期間は変わってきます。2~3カ月で永住許可が出ることもあれば、半年程度かかる方もいます。時間がかかりはしますが、辛抱強く待つことが大切です。
このように永住許可申請の標準処理期間としては4カ月ですが、場合によっては2カ月~6カ月を必要とします。その際に、現在持っている在留資格(ビザ)の期間が迫ってくる方もいるかと思います。この場合には、現在持っている在留資格(ビザ)の期間を更新しなければなりません。
例えば、「人文知識・国際業務」の在留資格(ビザ)を持っていて、2015年10月31日が在留期限の方が、2015年10月1日に永住許可申請を行った場合には、2015年10月31日までに現在の「人文知識・国際業務」の在留期間の更新をしなければなりません。
永住許可申請をしたからといって、現在持っているビザの期間を更新しなくてもよくなるわけではないので注意が必要です。