新型コロナウイルス感染症が拡大を続ける中で、航空業界においては毎日のように渡航要件が変化していっています。
このような状況の中で、国際航空運送協会(IATA)はスマートフォンなどのデバイスで利用できるデジタル証明書アプリ「IATAトラベルパス」を開発しています。
デジタル証明書アプリ「IATAトラベルパス」は、医療機関からの新型コロナウイルス感染症検査結果の参照や管理を行うことができ、渡航要件の確認や渡航資格の提示ができるなどスムーズな海外旅行を支援するものとされています。
日本国内では、JAL(日本航空)とANA(全日空)にて試験的に一部国際線区間で実証実験が行われています。
海外では、既にシンガポールで正式導入されるとしており、ニュージーランド・アラブ首長国連邦・タイ・ベトナム・マレーシアなど続々と試験導入が開始されています。
新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中で、海外旅行に行くことは難しくなりました。
ワクチン接種等に関するデジタル証明書は、海外旅行を再開させる重要な手段となり得ます。
ただ、全世界での規格の統一や導入が進むことによってスムーズな旅行が実現できるため、早期の環境整備が期待されます。