2022年5月13日、出入国在留管理庁から令和3年における難民認定者数等が公表されました。
難民認定申請を行った外国人は2,413人であり、前年に比べて1,523人減少しています。
このうち、1,248人(約52%)が過去に難民認定申請を行ったことがある申請者です。
申請者の主な国籍は、ミャンマー・トルコ・カンボジア・スリランカ・パキスタンとなっています。
難民認定申請の申請者のうち、正規在留者が1,870人・非正規在留者が543人となっています。
正規在留者の在留資格の内訳は以下のようになっています。
○技能実習:623人
○特定活動(難民認定申請者用):582人
○短期滞在:181人
○特定活動(出国準備):81人
○留学:65人
○その他:338人
難民認定手続の結果、日本での在留が認められたのは654人となっています。
そのうち、難民と認定した者は74人(一次審査での認定者65人と不服申し立てで「理由あり」とされた者(認定者)9人)であり、難民とは認定しなかったものの人道的な配慮を理由に在留を認めた者は580人となっています。
【難民認定者:74人】
・ミャンマー:32人
・中国:18人
・アフガニスタン:9人
・イラン:4人
・イエメン:3人
・ウガンダ:2人
・カメルーン:2人
・イラク:1人
・ガーナ:1人
・パキスタン:1人
・南スーダン共和国:1人
【人道的配慮により在留を認めた者:580人】
・ミャンマー:498人
・シリア:6人
・エチオピア:5人
・スリランカ:5人
・中国:4人
・アフガニスタン:2人
・イエメン:1人
・イラク:1人
・イラン:1人
・ウガンダ:1人
・ガーナ:1人
(日本での特別な事情配慮により在留を認めた者:55人)
・トルコ:15人
・スリランカ:8人
・ナイジェリア:8人
・パキスタン:5人
・インド:4人
・ガーナ:4人
・カメルーン:2人
・イラン:1人
・エジプト:1人
・ギニア:1人
・キューバ:1人
・セネガル:1人
・バングラデシュ:1人
・フィリピン:1人
・ペルー:1人
・ミャンマー:1人
(「出入国在留管理庁ホームページ」参照)